さて今日は「まさかの展開に…」というお題です。
前回のコラムをこのように締めくくりました。
”不要不急の金買取は避けた方が良さそうです。”
そして、このように金価格が推移しています。
2022.9.8 金買取価格・プラチナ買取価格
純金 インゴット
¥8,520-
前日比+150円
この時点では思わずガッツポーズをする程の手応えを感じたのですが、まさか翌日9日にこのような出来事が起こるとは思ってもみませんでした。
ここからどんどんと金買取価格の値が下がります。
2022.9.9 金買取価格
純金 インゴット
¥8,460-
前日比-60円
2022.9.12 金買取価格
純金 インゴット
¥8,430-
前日比-30円
2022.9.13 金買取価格
純金 インゴット
¥8,460-
前日比+30円
2022.9.14 金買取価格
純金 インゴット
¥8,450-
前日比-10円
2022.9.15 金買取価格
純金 インゴット
¥8,360-
前日比-90円
2022.9.16 金買取価格
純金 インゴット
¥8,200-
前日比-160円
そして、さらにこのような動きが出ました。
すると、連休明けにこのように金買取価格が動いています。
2022.9.26 金買取価格
純金 インゴット
¥8,120-
前日比-140円
筆者としましては、さすがにエリザベス女王がお亡くなりになることまで予想は出来ませんでした…。
9/7の時点で「不要不急の金買取は避けた方が良さそうです。」という予想は合っていたという結果が出ましたが、この後の展開が全くの予想外でした。
では、この後どう動いていくかですが筆者としましてはこのように書いておきたいと思います。
不要不急の金買取は避けた方が良さそうです。
性懲りも無くまた同じフレーズを使っていると思われる読者の方も多いと思いますが、筆者としてはやはり「不要不急の金買取は避ける」という予想でいます。
当面注意しないといけないのは政府による「為替介入」でしょう。
この為替介入ですが市場関係者によりますと「円買い介入予算がたいした額ではないのではないか」ということのようです。
つまり、円安は防ぎきれないという結果となるのでしょう。
となると、金買取価格にとっては「価格上昇」の要因を受け続けることになります。
筆者としましては、もうこれ以上予想外の出来事が起きないことを願うばかりです。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
さて今日は「金価格がもっと上がってもおかしくないのですが…」というお題です。
このコラムをお読みの方々はもうご存知だと思いますがこのような新聞の見出しが出ています。
この「円安」という切り口で4月21日にコラムでこのような事を書いています。
“では、今後の展開ですが、もし仮に為替が「1ドル=131円」まで円安に進んだ場合、金買取価格はおよそ「¥8,840-」付近まで上がると思われます。
また、もし仮に金買取価格が「¥9,000-」に到達するとすれば「1ドル=135円」付近まで上がった時ではないかと思います。”
しかし、現実には金買取価格がこのように推移しました。
2022.9.3 金買取価格
純金 インゴット
¥8,180-
前日比±0円
2022.9.5 金買取価格
純金 インゴット
¥8,260-
前日比+80円
2022.9.6 金買取価格
純金 インゴット
¥8,290-
前日比+30円
2022.9.7 金買取価格
純金 インゴット
¥8,370-
前日比+80円
連日上がってきてはいます。
しかし、4月21日のコラムで書いたように「¥9,000-」というような買取価格には至っていません。
筆者としては「金価格がもっと上がってもおかしくないのに…」というのが率直な感想です。
ということで、金はしばらく価格上昇の圧力を受け続けると予想される事から「今は買取に出さずに様子を見る」タイミングではないかと思います。
不要不急の金買取は避けた方が良さそうです。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
さて今日は「何故買取専門店の苦情が多いのか分かりました」というお題です。
まずはこちらをご覧ください。
「私はこうして騙された」被害者が語る『おたからや』のヤバい実
呆れるような内容ですね。
どうりでおかしな話ばかりが耳に入ってくるはずです。
現在どうやら極端に安い買取価格または値がつかない等の言い回しで不当にお品物を引き取ろうとする動きが多く見受けられるようです。
上記の事例は「おたからや」という買取専門店での被害のようですがこの他の買取専門店についても類似した問題を抱えている業者が多いのではないでしょうか。
当店では「地域ナンバー1の買取価格」というテーマを掲げて日々営業に勤しんでおりますが、おたからや本部が言うような「絶対に儲かる仕組み」なんて無いということを筆者は十分承知しているつもりです。
だからこそ常に試行錯誤が必要だと思っております。
上記のおたからやの事例は本部そのものが不正を働いているようですので本部の指導を受けている加盟店についても同様の問題を抱えている可能性が高いと思います。
皆様十分にご注意ください。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
さて今日は「ダイヤモンド査定の難しさ」というお題です。
このコラムでは何度もダイヤモンド査定の難しさについて書いてきました。
・ダイヤモンドの買取価格
・ダイヤモンドの価値は大きさではなく重さです
・ダイヤモンドのグレードと価格
・ダイヤモンドルース
・他社で断られたダイヤモンドの査定
・ダイヤモンドの査定金額についてもう少し詳しく説明を…
このようにダイヤモンドの査定は非常に難しくて買取店によって差が出やすいお品物です。
時には何万円ではなく何十万円もの査定金額に差が出ます。
そして、最近このような話を聞きました。
「1.26ctのダイヤモンドの査定金額が1万円も付かないと言われました」
ちょっと信じられない話ですね。
1.26ctのダイヤモンドであればダイヤのグレードにもよりますが低いグレードのダイヤであったとしても20万円以上の査定金額が付くハズです。
また、このような事も言われたそうです。
「大きすぎるダイヤは値段が付かない」
これも信じられない話ですね。
ダイヤモンドは大きければ大きいほど(正確には重ければ重いほど)価値が上がります。
さらに、このような事も言われたそうです。
「地金を超える金額はつけれない」
何故このような事を言うのか本当に信じられませんね。
ここで言う「地金」とは金・プラチナの事を指していると思いますがダイヤと金・プラチナは全く別の話です。
ダイヤモンドは査定金額に大きな差が出ます。
皆様十分にご注意ください。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
さて今日は「金の表示価格と買取価格」というお題です。
最近、他の買取店から聞いたであろう話を元にした苦情まがいの話が非常に多く聞こえてきます。
例えばこのような話です。
「金の表示価格で買い取れるわけではない」
この「金の表示価格」というのは恐らく店舗の店頭に金の価格を提示しているのだと思われますが「重さ×重量」ではないそうです。
他の買取店の場合は査定金額から「人件費」などの名目である程度の価格を引いた金額が買取価格となるそうです。
筆者もたまに目にしますがショッピングモールなどの買取専門店の店頭には「表示価格」あるいは「本日の金相場」などといった掲示物が掲げられていると思います。
筆者としましては「紛らわしいな」というのが率直な感想です。
当店の場合は「買取金額×重量」これのみの算出方法です。
「人件費」や「手数料」などの名目で査定金額から差し引いたりしません。
ちなみに、先に挙げた苦情のお客様は「18金8.7g」の貴金属を査定に出されたそうです。この方が提示された買取価格は「2万円」だそうです。
当店の場合は以下のような査定金額となります。
2022.9.3 金買取価格
K18
¥6,060-
¥6,060-×8.7g=52,700円(10円以下は切り捨てとなります。)
「表示価格」や「本日の金相場」などどうにでも取れる言い回しで掲示物を掲げておいて巧妙に査定金額から差し引くというような手口が蔓延しているようです。
皆様くれぐれもご注意ください。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
さて今日は「買取も販売も本物のみ取り扱います」というお題です。
当店ではブランド品の買取を行っていますが「本物」のブランド品に限り買い取ります。
もし「偽物」のブランド品をお持ちになられたお客様には「こちらのお品物はお値段がつきません」と言ってお客様へお戻しさせて頂いています。
ですので、もし仮に当店がブランド品を販売することがあったとしても「本物」のみの取り扱いとなります。
当店のお客様から「他店では偽物ブランド品を販売している」と伺いました。 何故このような事が起きるのだろうと考えましたが恐らく「偽物と鑑定出来ずに買い取ってしまった」というのが真相ではないでしょうか。
そう言えばコラムでも取り上げましたが2020年にこんな事件がありましたね。
『偽エルメス』の鞄3個を古物店に売却か…268万円騙し取った疑いで男逮捕 客からの指摘で店側気づく
・偽のエルメスのハンドバッグ3個を古物店に売却
・客から「商品が偽物ではないか」と指摘を受けたことで店側が偽物と気づき、警察に相談
・現金268万円を騙し取った詐欺の疑い
このようなケースの場合は鑑定士が「本物」だと思って買い取っていますので買い取ったお品物をそのまま店頭で販売することもありえると思います。
つまり「偽物を本物として販売しているお店は買取査定の鑑定がそもそもおかしい」と言えるのではないでしょうか。
当店ではこのような事は起こりません。
皆様十分にご注意ください。
買取であれ販売であれ偽物を取り扱うようなお店には近づかないようにしましょう!
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
さて今日は「捨てた方がマシなんてことは絶対にありません!」というお題です。
当店では日々様々なお品物を買い取らせて頂いていますが買い取るお品物は高額なものばかりではございません。
こちらをご覧ください。
K18 淡水パール ネックレス 買取価格:600円
K18指輪
買取価格:2,900円
コーチ コインケース
買取価格:100円
フェラガモ ストラップ
買取価格:100円
K18金具
買取価格:1,900円
コーチ ショルダーバッグ
買取価格:1,000円
Pt900 黒パール トップ
買取価格:700円
このように高額ではないお品物の買取事例もたくさんあります。
先日、お客様から伺った話ですが他の買取専門店に20数点のお品物を査定に出したら「捨てた方がマシ」というような査定金額だったというような話があったそうです。
恐らく先ほど挙げたような買取価格の「低い」お品物たちだったのでしょう。
しかし、このコラムでも過去に書いていますが「中古の金」「中古のダイヤ」というものは存在しないのです。
必ず、金は精錬され直してダイヤは研磨され直して「新品」として流通していきます。
ですので、当店で買い取らせて頂いているお品物の中に「捨てた方がマシ」なんてことは絶対にありません!
この所、買取専門店から聞こえてくる話が首をかしげるような話ばかり伝わってきます。
買取専門店の中にはテレビや新聞、折り込みチラシなど宣伝活動をそれはもう徹底的に行っているのでしょう。
となると、宣伝費用の元を取らないといけなくなるのは当然の話ですね。
皆様くれぐれもご注意ください。
愛媛県下の質屋で訪問買取を行っている質屋は一軒もございません。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
さて今日は「安く売る努力と高く買い取る努力」というお題です。
当店には日々たくさんのお客様が来られますがよく言われるフレーズがあります。
それは「(他店と比べて)全然買取金額が違う!(驚)」というフレーズです。
このフレーズをもう何度も耳にしてきましたが最近のお客様は少しニュアンスが変わってきました。
それは「(他店と比べて)全然買取金額が違う!(怒)」というフレーズです。
皆様この違いが伝わりますでしょうか?
これまでは「(他店と比べて)全然買取金額が違う!(驚)」とお客様が仰りながら笑顔でお帰りになっていきました。
しかし、最近は「(他店と比べて)全然買取金額が違う!(怒)」とお客様が怒りの表情を浮かべるケースが多くなってきています。
これは何故なのかなと考えていたのですがどうやら「他の買取店での買取金額が極端に安くなっている」ようです。
これは筆者の「憶測」でしかありませんので断定は出来ませんが恐らく当たっていると思います。
一部の例外を除けばコロナ禍の影響を受けてどのような会社であっても悪影響を受けていると思います。
もちろん当店もコロナ禍によって大きな打撃を受けています。これは他の買取店も同じだと思います。
当店の場合はお品物を販売しているのではありませんので皆様の想像がつきにくいかもしれませんが「モノを安く売る努力」と「モノを高く買い取る努力」は全く同じなのです。
この「モノを高く買い取る努力」の大変さがコロナ前とは段違いに大変になっています。
他の買取店によってはコロナ禍の悪影響を受けて「高く買い取ることが出来ない=買取金額が極端に安くなっている」という状況に陥っている買取業者が出てきているようです。
お品物には一般的な「市場価格」というものがございます。
この市場価格を大きく逸脱するような極端に安い買取金額で営業しているようなお店には十分ご注意ください。
どうか皆様お品物(金・プラチナ・ブランド品など)を買取に出す場合は信頼出来るお店にお持ちください。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。